薄味映画レビュー その③
これ去年の夏頃から書き溜めてたんです……が……アマプラ映画鑑賞のマイブームが去ってしまって……………
やっとストックたまったので載せます。
相変わらず有名作品ばかり観てるし、うっすい感想だし、役名と演者名がごっちゃになってます。
①フラガール
殆どの人が観たことありそうな作品ですが、今更観ました。
東北の炭鉱の街。炭鉱はそろそろヤバイのでハワイアンで復興だー!という相変わらず薄っぺらい説明ですが概要はこんな感じです。
昭和40年代が舞台なので、炭鉱で働く人々は「バカなこと言ってんじゃねえ!」と猛反発。そりゃそうだ。平成生まれの私では想像もつかないほど、今よりもずっと新しいものが受け入れられにくい時代(地域性もあるかな)だったのでしょう。
そんな時代に、東京から来た1人のダンサーと田舎の少女たちがとにかく頑張る。いろんなことがあるけどとにかく頑張る。
そんなフラガールたちによって、先生の心や少女達の心、周りの人々の心が動いていくのがすごくよく分かるし、なるほど名作だ…と思いました。
はっ。つい興奮気味に語ってしまった…………
キャストの方々についても感想とか印象に残ったところを書きますね。
松雪泰子さん、とにかく美人。一昔前を感じさせる細くてギュッと上がった眉毛が抜群に似合いますね…。
そして蒼井優ちゃん…一瞬山ちゃんが脳裏をよぎりますが邪念!と消しました(山ちゃんに失礼)(丁度しずちゃんも出演しているという)
制服を着て「俺ダンサーになるっぺ〜!」みたいなときと、フラの衣装を着てバッチリメイクをしてる時では、まるで別人のようでした。もちろんメイク前も後も美人なんだけど格が違うというか…女優さんだなあ〜と思いました。
あとはトヨエツーーーーーー!俺だーーーーー!結婚してくれーーーーーー!!!
と、取り乱してしまうほど格好良かったです。
別にそんなに格好いい役柄ではないしめちゃくちゃ訛ってるんだけどさあ……格好良かった………
ラストの表情がとにかく最高でした。ありがとう……(謎の感謝すな)
②ラストベガス
60年来の友人である老人4人組がラスベガスに行って葛藤やらドンチャン騒ぎやらする話です。
以前ツイッターで「漫画の書き方」みたいなツイートを見た時に、話の始めと終わりを正反対にして、その間を埋めていく…的なことが書かれていたのですが、このストーリーは正にそれだ!と思いました。(だから何という話)
最後、みんながビリーの結婚に対して心から「おめでとう」と言ったのがすごく良かった…いろいろあったけど良かったね…という気持ちになった……
今に始まったことではなく説明が下手ですがご容赦ください。
まだ観たことがない方におすすめポイントを挙げますと、なんといっても4人組のキャストが豪華です。大御所です。
ロバート・デ・ニーロは海外の俳優さんにめちゃくちゃ疎い私でも顔と名前が一致するのですごい(すごい)
みんな老人なので耳は遠いし人の名前も忘れちゃうし随所に笑えるシーンがありました。
アーチー(モーガン・フリーマン)が窓から外に出るシーンめっちゃ笑いました。
あとは
サ、サム〜〜〜〜;;;;
奥さんの心意気も素晴らしいのですがアンタほんと…いろいろあったけど奥さん大事にしてるネ………めちゃほっこり
まあ男はいくつになっても若い女と胸と尻が好きなんだなって思った……そこらのジーさんもそうだと思うとなんか嫌だな(わかる)(男性の方すみません)(これが女のリアル)
でも最終的にみんな幸せになって良かった!
あとは拗れた友情が戻ることもあるんだなと胸に少し刺さるものがありました。すごく個人的な感想……
20代が観ても楽しい映画でしたが、中高年の方(特に男性)が見るとまた違った観点で楽しめるんだろな〜と思いました。
③パディントン2
ロンドン暮らしが板についてきたクマのパディントンがひょんなことから大騒動に巻き込まれる話です。
1を観たのが前すぎて正直あんまりキャラとか話を覚えてない
だがしかし相変わらず舞台美術というかセット?が最高。
飛び出す絵本の演出が本当に素敵で…!
お話の中に出てくるアンティークっぽい品々もすっごく素敵で最高でした。優勝
あとなんかどのあたりの演出か忘れたけどババアがおもむろに銃を手にするシーンと「脚を開けば心も開く…」みたいなシーンがが良かった めちゃくちゃ笑ってしまった
こんなところで伏線回収すな
そしてやっぱりこの作品の世界ではクマもひとつの人種(種族?)なんだよなあ〜
クマ(=マイノリティ)だから「こう」って決めつけやがって…!みたいな。LGBTとかそういう話にも置き換えられるのかな…っていうね……
こういう話は詳しくないのでもう掘り下げません
反応が怖いので(素直な心)
にしてもパディントンの世界線の警察や司法、雑すぎん?ちゃんと取り調べしたか?
いやまあクマだから犯人に違いないって決めつけられちゃったのかもしれないけど……涙涙涙
まあいろいろあったけど最終的にみんながハッピーになってよかったです。
クソ野郎のブキャナンですら監獄暮らしに光を見出してたもんな(ちゃんと反省しろ)(ほんとそれ)
④コンフィデンスマンJP ロマンス編
だいぶ前に地上波でやってたのを録画してたので今更観ました。
いつか観るいつか観ると思って残しておいて良かった………
シリーズ通して全くの初見だったのですが、完全に騙されました。
予測できるダマシを随所に散りばめておいて、最後に「ドーン!」みたいな。(はい?)
読めるストーリーだなと思わせておいての、そもそも根底からでした〜っていう。やられました。
実はコンフィデンスマンJPに対する先入観というか、どうせ豪華な面々でワイワイやるだけのやつだろ?!みたいな気持ちが少なからずあってドラマ見てなかったんですよ…
だから「たいして面白くないかもしれないけどまあ暇な時見るだろ」的な感じで放っておいてたんですよ…
それがこんな……スゲー面白いじゃん……さすがまさみと小日向さんじゃん……。長澤まさみ氏、ブルーリボン獲るだけあるよ…………キングダムの時もめちゃくちゃ良かったし………
本編の感想に戻りますが、
ジェシーを騙して終わりだと思ったの……私は……
予告で「みんなバイバイ」のところが使われてたから………
そして(そして?)三浦春馬さんだけでなく竹内結子さんも出演してたんですね……笑顔が眩しかった。
てか東出、顔良いな
声質が悪いのか本当に演技が下手なのか棒読みに感じたけど、顔は非常に良かった。やったことは消えないけど元気出しな……ヒューマンステージ上げてこ(それは違う人)
江口洋介も超渋くて最高だった。ありがとう(オタクすぐに感謝すな)(敬称略)
ちなみに赤星が最初に依頼してた相手がジェシーだってことは読めてたからな!!!!!
えっ?皆さんご存知で??????そうですか……………
⑤殿、利息でござる!
江戸時代、メチャクチャ貧しい東北の町で、みんなの生活のためにお上に金を貸して利息で儲けたろ!!!という、ざっくりそんな話です。実話らしいです。
伝馬役という、馬を使ってお上に物資を送る的な役割をしていた町が舞台なんですが、この伝馬役というのがま〜〜人々を苦しめる。
なんてったって交通費も人件費も出ない。とんだブラック役務………
というわけでこれどうにかなんね〜かな〜!?お代官様に言ったろかな〜〜!?!?と息巻く阿部サダヲに、瑛太がポロリと一言。
「お上に金貸して、利息もらいましょう」
これ絶対軽い気持ちで言ったんですよ瑛太は。飲み屋だったし。わかる。すごくわかります。飲みの時ってつい要らんこと言っちゃう。
なのでどんどんみんながやる気になって話が現実的になっていくのに対して瑛太は「っべーどんどん話がデカく…っべーわ……」という感じで、その心情が画面越しにビシビシ伝わってくる。
演技が上手いですな………
ていうかこんな時代から利息で儲けるって概念があったことに驚きを隠せない。
〜18世紀後半。欧米にて、のちの利息制度が始まる〜
みたいな感じだと思ってました。金融業の歴史は深いですね(それっぽいコメント)
そんで(そんで?)妻夫木聡がとんでもねえ守銭奴で(語弊)、まあここも最終的に協力はしてくれると思ってはいたけど……
まさか……先代からとは……
まじ妻夫木いい人すぎん?顔も良いし(そうですか)
てか瑛太の嫁役、最初二階堂ふみだと思ってたんだけど山本舞香だった。どんな見間違いだよ
あと殿が羽生結弦でワロタ。そういや宮城だもんね……前情報なしで観たらキャストが豪華でした。
竹内結子もさあ……出てたし………
最後に話がズレるんですが瑛太っていつの間に芸名変えたの?急に苗字ついたよね?
別にぜんぜん構わんけども………